資金繰りとキャッシュフローの違いとは?なぜ黒字倒産するのか?

 

 

なぜ黒字倒産するのか?

いわゆる勘定合って銭足らずの状態なんですけど、

これを実際に理解できている経営者の方ってどれくらいいるんでしょうか。

正直あんまりいないんじゃないでしょうか。

私は元銀行員で色んな経営者や個人事業主の方と交渉してきましたが、

決算書が読めると言っても、損益計算書ばかり気にする方が非常に多いですよね。

そういった方がまず何を言うかと言うと、

金利安くなりませんか?って言います。

それが銀行との交渉だと思っている節があります。

私個人的な見解で言えば、今の時代金利が1%も2%も違うという時代じゃないので、

正直いくらでもいいです。

それを気にするくらいなら、お金を借りなければいいんです。

借りなかったら、金利すらかからないので。

一方で、きちんと財務の勉強をされている経営者の方は、

本当に金利の話をしません。銀行がいつ必要なのかを知っているからです。

それは、

業況がいい時の情報提供能力

業況が悪い時の資金貸出能力

の2点であるということを知っているからです。

つまり、業況がいいときに本当に色んないい情報を持ってきてくれるのか、

そして業況が悪い時には、どんな時にでも最終的に助けてくれるのかという2点です。

もちろんそういった経営者の方の会社の決算書って本当に綺麗です。

法人融資をしていて思いましたが、

決算書って経営者の考えとか志向とか色んなものを映し出すんです。

実際そこまでいくのに相当な努力をされてます。

今回は、その序論の部分です、

キャッシュフローと資金繰りの違いは何か?

そして、そこから黒字倒産はなぜ起こるのかについてお話しさせて頂きます。

 

 

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キャッシュフローとは何か?資金繰りとは何か?

 

キャッシュフローとは、

色んな意味があるんですが、財務的な考え方でいくと、

 

税引後当期純利益 + 減価償却費 

 

というのが狭義ではないでしょうか。

もちろん減価償却費の他にもキャッシュの移動が伴わない費用があれば、

それが加わりますが、簡単にするとこう表現するのが最もいいです。

 

一方で資金繰りとはなんでしょうか。

資金繰りとは、

 

現金の有高

 

です。もっと深く言うとすれば、

現金の有高の動きと言えます。

この2つをこう表現すると、

何か同じもののように感じるかもしれません。

ただ、これは確実に違います。

なぜならキャッシュフローについては、

現金の動きを表現できていないからです。

一番の問題は、税引後当期純利益にあります。

とういうのも、この当期純利益は現金の有高を意味しません。

少しこんがらがってきましたね。

次章で深く説明します。

 

 

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当期純利益は何を意味するのか?

 

当期純利益はもちろん利益を意味します。

簡単にいうと、

 

売上 ー 経費 

 

ということです。

ただ日本の場合発生主義を取っているので、

掛けで売ったとしても、売上と認識します。

つまり、現金の動きと連動していないのです。

なので、いくら当期純利益が黒字だったとしても、

現金が手元にないケースが往々にしてあります。

この状態が勘定合って銭足らずの状態です。

こう考えると、自分の会社って銭足りているのか?

と気になりませんか?

そう言う方には、キャッシュフロー計算書を作成されるのをおすすめします。

 

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キャッシュフロー計算書をどうやって作るか。

 

キャッシュフロー計算書を作るのに、

何が必要かと言うと、決算書2期分あればできます。

( 決算書と試算表でもできます。)

ただ、いきなり作るとなるとハードルが高いですよね。

その場合私は↓の本をご紹介しています。

 
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これドリルって書いてるんで、

ちょっとバカらしく感じるかもしれないんですけど、

これを解いてみると本当に色んなものが腑に落ちます。

そして、実際に自分の会社のキャッシュフロー計算書を作ってみたいと思うはずです。

実際に自分の会社の銭が足りているのか、

それを考えるいい機会ではないですか。

キャッシュフロー計算書を作った後で、

日々の資金繰りを作っていくと、いろんなものが見えてきます。

取引条件を見直すであるとか、

もっといい条件を引き出そうであるとか、

本当にいろんなものがみえてくるはずなので、

一度キャッシュフロー計算書→資金繰り表の流れを体感することをおすすめします。

 

最後に

 

今回は、資金繰りとキャッシュフローの違い。

そして、黒字倒産とはどういう状態なのかということについてお話しさせて頂きました。

この辺はまだまだ序論のところですので、

最終的に経営者の方が習得、体得していくべき財務知識はたくさんあります。

ただ、今回の基礎をきちんとしていると、

経理担当者の方、取引先の方や銀行員とも十分に渡り合っていけますので、

一度体感されることをおすすめします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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