銀行から資金を借りる理由
つまり、資金使途は2種類しかありません。
それは、設備資金と運転資金です。
設備資金は分かりやすいんですが、
運転資金って一般の人にとっては分かりにくいですよね。
今回はその運転資金について
運転資金とは何なのか?
運転資金の必要金額はいくらなのか?
また誰でも借りれるのか?
についてお話しさせて頂きます。
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運転資金とは何か?必要運転資金とは?
銀行の中で運転資金とは、
設備資金以外の資金のことを言います。
ただ、これだけの説明で終わってはどうしようもないので、
一般的に考えられている必要運転資金についてご説明します。
一般的に、
必要運転資金、所要運転資金と資金とは下記算式で表されます。
必要運転資金 = 売上債権 ( 売掛金 + 受取手形 等 ) + 在庫 ー 買入債務 ( 買掛金 + 未払金等 )
で表されます。
ただ、これきちんと説明できている参考書を知りませんし、
きちんと説明できている人を私は知りません。
この算式の意味って理解できますか?
だって、普通に考えてですよ、買掛金の金額分だけお金を用意しないといけないじゃないですか。
なのに、上の算式だと、売掛金がプラスで、買掛金がマイナスなんですよ。
すごい違和感ないですか?
こういう話をすると、いやいや、資金ギャップがあって、、、、、、
みたいな話をされるんですが、私は全く理解できませんでした。
おそらくほとんどの方がきちんと理解できてない。
まず運転資金とは、資金の立替が必要なお金を意味します。
例えば、
100万円の商品を仕入れて、200万円で販売するという商売をするとします。
仕入れについては、仕入れ後1ヶ月後に支払い、
売上の入金は、2ヶ月後とします。
そして実際、1月末に100万円仕入れて、
2/10に売れた場合資金の収支は↓のようになります。
日付 | 現金残高 |
1月末 | 0円 |
2月末 | −100万円 |
3月末 | −100万円 |
4月10日 | +100万円 |
つまりこの1度の商売をするときにあなたが準備する資金は100万円です。
これを貸借で表すと、
1月末
資産 | 負債 |
商品 100万円 | 買掛金 100万円 |
所要運転資金 0 円 = 在庫 100万円 − 買掛金 100万円
2月末、3月末
資産 | 負債 |
売掛金 200万円 | 買掛金 0円 |
※貸借がバランスしないことはご容赦ください。分かりやすくするため、一部を抜粋しています。
実際は、現金のマイナスと利益のプラスでバランスします。
所要運転資金 200万円 = 売掛金 200万円 ー 買掛金 0 円
上記は、先ほどの現金の動きの時の必要金額100万円と一致しません。
なぜなら100万円利益がでているためです。
このように必要運転資金とは、売掛金が入ってくる前に、
買掛金などの支払いがある場合にそれを立替が必要な場合の資金のことを指します。
そのため、飲食店などの現金で売上を受け取ることができる商売については、
運転資金を借りる必要がありません。
これはもう分かりますよね?
そう、立て替えるものがないからです
毎日売上が現金で入ってくるのであれば、
その現金で支払いをすることができます。
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誰でも借りることができるのか?
今までの説明を読んで頂くと分かりますが、
運転資金は基本的には誰でも借りれる訳ではありません。
業種的に明らかに不要な業種があるので。
そういった業種の方が運転資金を申し込んでくるということは、
商売がうまくいってないことの証です。
赤字となっている分を補填してくださいと言っているようなものであり、
銀行側としても非常に貸出がしにくいものとなります。
そういった業種で借入が難しくはあるんですが、
絶対にできないと言う訳ではありませんので、実際に資金繰りが困ったら相談されることをおすすめします。
ただし、自分の業種が業種的に運転資金が不要、つまり所要運転資金が出てこないのであれば、
運転資金は借りるのは大変かもしれないと覚えておくことが大切です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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