運転資金と運転資本の違いとは？

今回は運転資本と運転資金の違いについてお話しさせて頂きます。

私は、元銀行員でいろんなお客様とお話をさせて頂きました。

実際、商売をしていく上で、運転資本という言葉自体を使うことは少ないですが、この考え方自体は知っていて損はないですし、知っていることで、今後のビジネスの展開などに役立ちますので、是非この機会に覚えておきましょう

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運転資金とは？

運転資金とは、正直な話銀行用語に近いです。

明確な定義はなく、銀行等からの借入金の内

設備資金以外のものを全て運転資金と言って問題ありません。

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運転資本とは？

一方で運転資本とは、

いわゆるワーキングキャピタル ( WC ) と言われたりするんですが、会計用語に近い言葉です。

もっと分かりやすい言葉でいうと、所要運転資金、必要運転資金という言葉に言い換えることができると思います。

なので、運転資本の算式は

と表されます。

ただ、実際事業をしていく中で、

動いていくものとしては、売上債権　( 売掛金　、　受取手形　）

、在庫、買入債務　（　買掛金　、　支払手形　）というものになるので、

と表すことができます。

ただ、算式だけで書くと意味がわからないですが、

運転資本とは、簡単に言うと、事業を継続する限り必要な立替金ということです。

つまり、その事業をずっとすれば必ず必要となる資金です。

もちろん、利益が上がっていて、キャッシュが溜まって来れば、その分を現金で賄うことも可能です。

次章で例題を交えて分かりやすく説明しますね。

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運転資本を分かりやすく説明

ビジネス①

前提条件

以下のビジネスをするとします。

実際には100万円のものを仕入れて、100万円で売っても儲かりませんが、分かりやすくするため上記前提だと思ってください。

そして、実際には以下の商流となりました。

この場合運転資本がどうなるのかご説明しますね。

この場合の運転資本は？

1月末時点でものを仕入れるので、貸借は下記のようになります。

運転資本 0円　＝　商品 100万円　ー　買掛金 100万円

次に2月末、商品が売れ、買掛金を支払った時は下記のようになります。

運転資本　100万円　＝　売掛金　100万円　ー　買掛金

この段階で、買掛金100万円を支払ってますので、その100万円を立て替えていることとなります。

なので、この立て替えている資金こそが、運転資本です。

つまり、売掛金が入ってくる前に、買掛金を支払必要があった際にその分を立て替える資金が運転資本です。

ビジネス②

次に飲食店をを考えてみましょう。

前提条件

そして、商流は以下の流れとします。

この場合の運転資本は、

2月20日時点にて、

となるので、運転資本は、

運転資本　−　100万円　＝　−　買掛金　100万円

そう、立て替えるものって何もないんです。

これは本当に業種によってまちまちなので、こ自身の業種が運転資本が必要な業種なのかそうでないのか一度考えててもいいかもしれません。

運転資本は多い方がいいか少ない方がいいか。

一般的な話からすると運転資本は少ない方がいいです。

その分余計なお金がかからないので。

運転資本が多いということは、その分レバレッジが効きやすいので、商売として大きくなる可能性があります。

それでも、今の既存ビジネスについては極力運転資本を圧縮して、身軽にしておくことをお勧めします。

運転資本を圧縮するには、方法としては３つしかしありません。

簡単に言いましたが、これが簡単にいかないことも分かっています。

ただ、こういったことは常に意識しておく必要があります。

意識して、長期的に取引先と交渉をすることで、本当にボディーブローのように効いて、最終的に長期的な資金繰りが本当に楽になります。

資金繰りが楽になると、さらに本業に注力するのか、また新規事業or派生事業を行なっていくのかなど、色んな選択肢を増やすことができます。

そのため、この運転資本を極力減らすということは常に意識して頂きたいです。

運転資金と運転資本のまとめ

今回は、運転資本と運転資金の違いについて説明しました。

特に運転資本の考え方については、おそらく商売上そこまで議論になることはありませんが、運転資本を極力減らす努力を常にすることで、確実に長期的な資金繰りはよくなりますので、是非常に意識して頂きたい事柄です。

運転資本を減らすならファクタリングが一番楽！

先ほど運転資本を減らす方法として3つご紹介しました。

ですが、この場合、

といったかなりハードルの高い交渉をする必要があります。

そのため、一般的に運転資本を減らすというのはかなり大変な作業となります。

ですが、ファクタリングを利用すれば、簡単に運転資本を減らすことができます。

ファクタリングとは、簡単にいうと、売掛金の売却です。

そう、売掛金は売却することができるんです。

翌月回収するはずだった売掛金を売却して入金となれば、運転資本が減りますし、資金繰りはかなり楽になります。

もちろん、手数料等かかるので、常に使うのはお勧めできませんが、一時的に資金繰りをよくしたい場合に利用するのはアリです！

ただ、ファクタリングにも審査がありますので、今後利用する可能性がある方は一度見積もりだけでもしておくことをお勧めします。

最近ファクタリング業者が多いので、どこを利用するか悩むと思いますが、初めてファクタリングを利用する方は、当サイト申し込み件数No.1のビートレーディングがお勧めです。

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というのも、ビートレーディングはファクタリング会社の中で一番安心して利用できるからです。

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そのため、初めてファクタリングを利用する方は、信頼性の高いビートレーディングがおすすめです。

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参考：そもそもファクタリングとは何？概要や内容を具体例で説明！