事業を行なっていて、
資金繰りの中で頭が痛いのが、
従業員への給与や賞与ではないでしょうか。
従業員にとっては、給与はうれしいイベントですが、
個人事業主や経営者にとって、
給与や賞与は頭の痛い問題です。
私は元々銀行員で、
中小企業や個人事業主の方々と膝を付け合わせて、
交渉したり、一緒になって資金繰表を作成したりなどしていました。
賞与資金や給与資金が間に合わない場合どうするか、
または私が担当していた取引先はどうしていたのか。
ご紹介します。
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Contents
賞与資金について
大手企業ともなれば、賞与つまりボーナスが支給されるのは普通だと思う方も多いですが、
中小企業や個人事業主にとって、
賞与資金とは予備としての役割でしかありません。
どういう意味かというと、
賞与資金を支給する場合、ほとんどの企業が賞与引当金を積んでますよね。
そしてもちろん引当金と同額を経費に計上しているはずです。
中小企業の場合、賞与を支給するか否かは、
決算期末に決定する企業が多いです。
そう、決算期末で決算が赤字なのであれば、
賞与は支給せず、仮に決算が黒字となれば、
節税の観点から賞与を引当金から支給するもしくは、
さらに決算賞与という形で賞与引当金以上に支給するという形を取っています。
簡単言うと、中小企業や個人事業主にとって、
賞与とは、正直な話、収益の調節弁でしかないです。
これがいいか悪いかは別として、
企業として資金繰りをするために必要なことです。
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給与について
一方で、給与についてほぼ固定費に近いものですので、
毎月変更のしようがありません。
資金繰りが厳しくなった企業において、
よく経費の支払う順番を決めておくことが重要です。
そして、ほとんどの経営者が給与の支払いを最後にしがちです。
たとえば、資金繰りが厳しくなった時に、
経費の支払の順番はどうされますか。
①従業員給与
②仕入先への支払い
③銀行への支払い
④その他経費の支払い
⑤税金関係の支払い
ほとんどの経営者が、
③、⑤を優先し、①を必ず最後にします。
でもこれは完全に間違いです。
①はどうしたって、一番最初に払うべきです。
給与遅延などになったら、
働いてくれる方がいなくなります。
そうなると、事業自体が傾く可能性が大いにあります。
正直な話、③と⑤については、
最後でもいいです。なぜなら、税務署や銀行いついては、
相談すれば、条件変更なり、分割返済なりに応じてくれます。
一方で、仕入先への支払いを遅延したり、
ジャンプしたりすると、それこそ信用問題なので、
同業者への噂も立ちますし、仕入れ自体ができなくなってしまえば、
事業が傾きかねません。
ここで気をつけるべきは、銀行の場合は、一度条件変更をしてしまうと、
今後の資金調達がかなり厳しくなります。
なので、条件変更は最後にとっておいて、
新規での調達で解決できないかなどを模索する必要性があります。
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銀行や従業員にバレずに対処する方法は?
資金繰りが厳しくて、
それでも従業員には給与を支払わないといけなくて、
銀行への条件変更もまだしたくないと言う方に
おすすめの方法があります。
それは、ファクタリング という手法です。
あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、
最近だと徐々に中小企業や個人事業主まで拡大してきている手法です。
簡単にいうと、売掛金の資金化です。
手形割引を行なっている企業は多いと思いますが、
手形割引の売掛金版と思っていただけるとイメージは一番つきやすいです。
つまり、1ヶ月先、2ヶ月先に入金されるはずの売掛金を早期に資金化するということ。
想像していただくだけで、資金繰りが好転することがわかりますよね。
ただ、気になることが何点か、そしてデメリットがいくつかあります。
気になること①売掛先にはわからないのか。
売掛先にバレてしまっては、そもそもファクタリングを利用する意味がないですよね。
結論から言うと、売掛先にバレることがありません。
最近だと、2社間ファクタリングということが、通常の流れなので、
貴社とファクタリング会社が契約を結べば売掛金の売却は成立します。
その後、販売先より資金が入金となれば、ファクタリング会社へ支払うという手筈です
気になること②銀行にバレないのか、従業員にバレないのか。
銀行にバレないか。
売掛金の現金化ですので、
BSをイメージしてもらえばわかりますが、
売掛金が減少して、現金が増加するという形を取ります。
そのため、BSのイメージとしては、売掛金が早期に回収できたという形を取ります。
ただ、ここで注意すべきは、売掛金を売却した時に、
貸借上、売掛債権売却損を計上する必要性がありますが、
ここについては、決算書に科目を設けて記載する必要はないので、
決算書には当該科目を計上しないようにしましょう。
従業員にバレないか。
ここも一つの問題ですよね。
従業員に対しては、できるだけ資金繰りが悪化している兆候は察知されない方がいいです。
今回のファクタリングについては、契約が必要となりますが、
その際は、ファクタリング会社を訪問してするなどして、
従業員にバレないように資金調達をすることは可能です。
デメリット
実際ファクタリングのデメリットとしては、手数料です。
それ以外については、そこまで問題となりません。
手数料については、一般的な金利と比較すると、
総じて割高です。
ここは見積もりをしてもらえるとわかりますが、
ある程度の手数料は覚悟された方がいいです。
そのため、ファクタリングは恒常的に利用する手段ではありません。
たとえば、季節的なものなどで一時的に資金繰りが悪化するなど、
スポット的に利用することが最も有効です。
ファクタリングについてはもっと知りたいという方は別記事書いてますのでそちらを参考にされてください。
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つまり、
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最後に
今回は賞与、給与が準備できない場合にどうするかについてお話ししました。
銀行から調達するのもいいですが、
それが難しい場合にファクタリングという手段を知っておくこと、
さらに言えば、ファクタリングで調達できることを知っていれば、
資金繰りに悩んだ時、少しでも楽になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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