売掛金の支払いサイトが長すぎる。売掛金って売却できないの？

売掛金のサイトが長いと思ったことはないですか？特に鉄関係の仕事をしていると支払手形も長いですが、受取手形や売掛金のサイトも長いことが多いですよね。今回はそういった業界にいるあなたに売掛金を売却して資金繰りを早期に安定化させる方法についてお話します。

私は元々銀行員をしていて、本当に様々な業種、規模、業績の企業の担当をしてきました。そんな私の体験談も踏まえながら資金繰りを改善する、楽にする方法について今回はお伝えさせて頂きます。

スポンサーリンク

売掛金のサイトが長すぎる場合の対処法

①売掛先と交渉をする

あなたの業界では買掛サイトが長いことも、売掛サイトが長いことも、支手や受手のサイトが長いことも当然のことなのかもしれません。私は銀行員として色んな企業を見てきたので本当にサイトが長いところは長いですし、短いところは短いです。まずすべきことはなにより現状を把握することです。現状を把握して自分の会社が一般的に長いのか短いのか、長いのであれば交渉をしましょう。基本的に売り先なのであなたが立場が強いことは多いはずです。もちろん長年の取引等もあるので中々交渉するのは難しいかもしれませんが、少しずつでも話をしておくべきです。

確かに今は業績も安定してますしいいかもしれません。でも業界的にあと10年、20年後を見たら安泰だと思えますか？あなたの長男に今の状況で引き継げますか？自分の代でとりあえずは借金を全部かえしてから引き継げとは言いません、ただ資金繰りに苦労しない体質を作って長男に引き継ぐのが親としての社長としての務めだと私は思います。なのでまずは現状を把握し、できることなら交渉をしましょう。

スポンサーリンク

②ファクタリングを利用する

①の売掛先と交渉するは今どうこうなる問題ではないと思いますが、今後長男に引き継ぐことを念頭に置いているのであれば少しずつこういったことにも手を付けていく必要があります。

次に考えるのはファクタリングという手法です。

ファクタリングとは冒頭でも少しお話しましたが、売掛金を売却するということです。

売掛金という債権を売却するので一般的な借入よりも資金調達が比較的簡単にできます。

なぜなら売掛金という資産を売却する行為だからです。物の流れだけをいうと社用車の売却などに感覚的には近いです。社用車をもし売るとしたら早ければ明日には売れますよね？車種は何で、方式が何で、と調べて査定して売れば資金になると思います。ファクタリングも見積もりをして、査定して売却という形になります。(ただ、厳密に言えばファクタリングの場合はものが存在しないので、動産登記をする必要があります。)

このファクタリングという手法ですが、欧米ではかなり頻繁に行われてます、なぜなら欧米には手形文化が根付いてないためです。

日本にも昔からありましたが、最近になり中小企業の方でも利用できるケースが増えてきました。今はもちろん急に資金繰りが厳しくなる状況でないと十分理解しています。ただ、今後万一資金繰りが厳しくなった時にファクタリングが必要な局面も出てくるはずです。その時にスムーズに資金調達ができれば事業運営はかなり楽になりますよね。そういった局面も考えて一度利用してみる、こんな感じなのかと体感してみるのが一番いいです。一度ファクタリングを体感してみいと思うのであれば下記記事を参考にされてください。

参考：個人事業主や自営業でも利用できるファクタリング会社ランキング！

さらにファクタリングについて知りたいという方は下記それぞれの記事を参考にされてください。

参考：そもそもファクタリングとは何？概要や内容を具体例で説明！

参考：ファクタリングの効果や目的！メリットデメリット！

スポンサーリンク

まとめ

今回は売掛サイトが長い時の対処法ということでご紹介しました。

売り先との交渉は中々ハードルが高いですが、今後長男に会社を引き継ぐのであれば絶対に長期的な目線で交渉することをオススメします。またファクタリングについても、今後のことを考えて、会社として一度経験しておくことは会社としての経験値になりますし、あなた自身、そして長男である専務の経験にもなるので是非一度体験されておくことをオススメします。

また今回紹介したファクタリングですが、最近徐々に認知され始めていることもあり、ファクタリングを装って単なる金貸をする業者もちらほらいるようです。そのため実際に利用される前に下記記事を一度読まれることをオススメします。

参考：ファクタリングで逮捕？悪徳業者を見分ける方法！

最後までお読み頂きありがとうございました。