事業をしてればいい時だけじゃないです。
どんな企業にも波がありますし、どれだけ業績が悪い時に踏ん張れるかが今後の業績の改善につながりますし、長く助走をとった方がより遠くに飛べます。
今回はそんな慢性的な赤字が継続し、債務超過が拡大してどん底の状態の時に何を考えるべきなのかについてお話させて頂きます。
私は元々銀行員をしていて、さらにメガバンクから地方銀行に転職という変わった経歴もあって、上場企業から個人経営の飲食店などの個人事業主の方など本当に色んな企業の担当をしてきました。
今回はそんな私の実体験も踏まえてお話させて頂きます。
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Contents
今の状況で真っ先に考えるべきこと。
今、慢性的な赤字が継続し、毎期債務超過幅が拡大している状況なのであれば、本当に考えるべきことは今の事業についてです。
そして考えるべきは、今の事業がそもそも儲かる事業なのかです。
つまり、今後何か施策を講じていってその結果今の事業が稼げるようになるのかどうかを見極める必要があります。
正直そもそも儲かる事業でないのならしない方がマシです。
それを考えるには競合他社を注意深く観察することが大切です。
もし競合他社が儲かっているのであればそれは市場としてはまだイケるということになります、そうなれば集客or教育orセールスのうちどれかにフォーカスして注力することが重要になります。
この競合他社が儲かっているかどうかの判断ですが、正直な話外観や噂、風評、経営者、当該会社の人と話すなどしたとしても分かりません。
これは本当にそうで、私が銀行員だった頃よく感じていたんですが、儲かっている企業ほど全然本社や事務所にお金をかけていなかったりして、外観や風評だけでは本当に分かりません。
さらに、例えば商工会議所の会頭をされていたとしても、それでも業績が悪い企業も普通にあるので、そういった外部的な評価もあまり意味をなさないと言えます。
では、何を判断基準にするかですが、これは正直外部調査機関を使った方が楽です。
東京商工リサーチや帝国データなどを利用した方が客観的なデータがわかることが往々にしてあります。
もちろん、書いてあることが全て本当にかどうか分からないこともありますが、それでも外観や風評等で判断するよりも何倍もそちらの方が価値があると言えます。
さて、その外部調査機関を使って、競合他社が儲かっていると分かったら次に考えるべきは、資金繰りです。
次章にてそのことについて詳述します。
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超短期の資金繰りの安定化を図る。
業績の悪い企業の悪循環として、
業績が悪くなる→資金繰りに追われる→事業に時間が割けなくなる→業績が悪くなる→資金繰りにさらに追われる。
ということがあります。
つまり、もし今の事業が稼げる市場であると言うことが分かれば、まずは超短期の資金繰りを安定化させた上で、事業かける時間を増やすことが必要です。
そのために考えるべきことをは下記の通りです。
1.銀行への長期資金or短期資金枠の調達の打診。
2.政府系金融機関への資金調達の打診
3.親類、親族、知り合い、親会社等への長期資金ro短期資金枠の打診
4.ファクタリングの検討。
5.入金条件、支払条件の見直しの検討。
6.ノンバンクでの個人の資金調達可否の確認。
考えるべきは資金調達もしくは、短期資金枠の確保です。
ただ、ここについては、今の業績から考えて資金調達のハードルは高いですが、
それでも、信用保証協会や政府系金融機関の制度融資などもありますので諦めずにダメ元で打診する価値は十分にあります。
それと同時並行で、3,4,6を進めます。
5.については今後の取引のこともあるので、打診自体も本当に最後です。
3親類関係については中々厳しい側面もあるかと思いますが、ここもダメ元で打診しましょう。
そして4.ファクタリング,6.ノンバンクからの個人での調達可否の確認ですが、
ノンバンクからの資金調達は基本的にやめておいた方がいいですし、もしするんであれば本当に最終手段です。
ただ、それでも資金調達ができるかどうかは確認しておいた方がいいので同時並行で進めることをおすすめします。
あとファクリングという言葉にあまり馴染みがないかもしれませんが、これは簡単言うと売掛金の売却です。
つまり、売掛金という資産を売却業者に売却をして現金化してしまうということです。
このファクタリングは、感覚的には資産の売却なので、一般的な借入とは審査の目線が異なります。
なので、赤字決算や債務超過でも資金調達が可能となることが多いです。
いずれにしても、ファクタリングで資金調達ができるかどうかは事前に把握しておくべきです。
ファクタリングについてより深く知りたい方は下記2記事を参考にしてください。
参考:そもそもファクタリングとは何?概要や内容を具体例で説明!
また、
一刻も早く資金繰りから解放されたい!
というかたは、別記事でオススメのサービスである資金調達プロを紹介していますのでご覧ください↓↓
なぜ私が数多あるファクターの中からここを勧めるかというと、
それは二度手間がないためです。
上記はファクター(ファクタリング会社)選定サービスです。
あなたの所在地や申込金額から最適なファクターを紹介してくれます。
実は、ファクターの中には、
法人しか取り扱いません。
年商は最低でもこれくらい必要です。
のように要件を設けているところが多々あります。
なのであなたがせっかく申し込んでもそもそも申込要件に合致していない。
といったことがあります。
それを防ぐためにも、
ひとまずこういった選定サービスを利用される方がベストです。
つまり、
このサービスを利用することがあなたが資金繰りから解放される最短経路です!
次章では借入金が重いと感じた場合の対処法についてお話しします。
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今の借入金が重いと感じた場合
事業は継続したいし、おそらく今後いろんな策を講じていけば業績が改善すると感じる場面があると思います。ただ、その時に今の借入が足枷になるともし感じているのであれば、私は任意整理をオススメします。
任意整理であれば、取引銀行の同意は必要になりますが、債務の減額や利息の減免等の交渉を行うことができますし、仕入先に通知しなくてもいいので、風評被害等なく事業を継続することができます。
ただ、そのためには金融機関に納得してもらだけの、事業計画、返済計画の作成が必要になりますので、実際は一度専門家に相談べきです。
最近だと広く利用されていることでもあるので、無料相談がありますのでそれを活用されてくだい。
>解決実例2万件以上!債務整理・自己破産なら岡田法律事務所へ!
商売の流れを再構築する
一番に取り組むべきは商売の流れを再構築することです。
商売の基本は、
集客→教育→販売
であるため、それぞれのフェーズ毎に何に注力していくのかということを考えてください。
そして大事なことは、選択と集中です。
集客、教育、販売でそれぞれ大事にすることを1つ決めてください。
まずはそのそれぞれの1つのことを徹底することに集中しましょう。
全てのことを一気にするといろんなことが崩壊します。
なのでまずは一点突破を目指します。その一点突破するための環境を整える。
整えるとういよりは追い込む感じです。それ以外のことに目もくれない環境を作り上げることが大事。
仮に集客で新規顧客の開拓が大事と考えたのなら、まずは徹底的に新規顧客の開拓に注力する、他のものは捨てる。そのための環境は、新規担当の営業マンを決める、その営業マンがする他の仕事は事務方にすべて回すなどなど、徹底的に徹底する姿勢が何より必要です。
まとめ:慢性的な赤字の場合に考えるべきこと
1.今の市場が稼げるかどうか判断する。
2.超短期の資金繰りの安定化を図る。
3.任意整理などを視野に入れる。
4.商売の流れの再構築と一点突破を図る。
といったところを意識して、順番にとりかかてみてください。
本当に1年スパンで見違えるはずです。
実際にこういった施策を講じてV字回復した企業を私は複数知ってます。
本当にあとはやるかやらないかです。
御社の検討をお祈り致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後に徐々に認知度を高めているファクタリングですが、あまり知識がないことをいいことに悪徳業者が横行しています。今後の利用を視野に入れるのであれば、絶対に知っておくべき情報ですので、一度下記を参照されてください。
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