建設業、特に公共事業の入札をされている方で経営審査事項を知らない方はいないですよね。
今回は経営審査事項の点数が気になり、借入ができない方に対して、こういった形であれば資金調達ができますという話をさせて頂きます。
私は元々銀行員をしており、いろんな業種の企業様の担当をしてきました。
その中で建設業の企業に資金セールスを行うと、経審の点数があるからしばらくは資金は借りれないかなという話を受けることが何度かありました。
そういった私の経験談を踏まえながら今回お話させて頂きます。
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Contents
経営審査事項について
まずはみなさんご存知だと思いますが、改めて経営審査事項ん評点の考え方について再認識します。
そうすることで『どういった資金調達が可能なのか』といった視点ができますので、ここは知っていたとしてもご一読頂きたいです。
経審とは、公共事業を請け負う建設業者が必ず受けなければならない審査制度です。
そして、総合評点Pという指標で審査され、その指標は下記の通りです。
総合指標P = 0.25X1 + 0.15X2 + 0.2Y + 0.25Z + 0.15W
X1:完成工事高評点
X2:経営規模評点
Y:経営状況分析評点
Z:技術力評点
W:その他評点
今回は借入について焦点を当てていますので、総合指標Pの評点の上げ方については割愛します。
もしニーズがあれば時期を見て書こうと思います。
この中で借入に関係ある評点はY:経営状況分析評点です。
状況分析評点とは、下記算式にて算出されます。
経営状況分析評点 = 167.3 × A + 583
Aの中には下記以下の指標が含まれています。( 各々含まれる割合がありますが、今回は割愛します。)
純支払利息比率 = ( 支払利息 – 受取利息 ) / 売上高
負債回転期間 = 負債合計 / ( 売上高 /12 )
総資本売上総利益率 = 売上総利益 / 総資本(2期平均) ×100
売上高経常利益率 = 経常利益 / 売上高 × 100
自己資本固定資産比率 = 自己資本 / 固定資産 ×100
自己資本比率 = 自己資本 / 総資本 × 100
営業キャッシュフロー = 営業キャッシュフロー(2期平均額) /1億円
利益剰余金 = 利益剰余金 / 1億円
上記の算式を見てもらえればわかりますが、この中で借入や借入に関わる項目をピックアップすると下記の2つです。
純支払利息比率 = ( 支払利息 – 受取利息 ) / 売上高
負債回転期間 = 負債合計 / ( 売上高 /12 )
すると借入に関してこの評点を上げるのであれば、借入を減らすことと支払利息を減らすことができればいいということになります。
普通に考えればそうなんですが、、、
事業をしているとそう簡単にはいきませんよね。
どうしたって借入が必要なときもあります。
なので、次章にて『経審に影響を与えないよに借入をするにはどうしたらいいか?』についてお話させて頂きます。
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どうやって借入をするか?
まずどんな審査もそうですが、大事なのは決算期です。
そのためつなぎ資金等借入がどうしても必要なのであれば、決算期を迎えたあとに資金調達をする、そして長期資金については極力借りないという方針が必要です。
また上記の指標を見てもらえれば分かりますが、基本的な戦略としては、
○売上高を上げる
○利益を上げる
○総資本を減らす。
という動きをすることです。
なので、基本的には事務所等の建物などの固定資産は持たないor代表者が保有し、会社に貸すというスキームをとる方がいいです。
すみません、脱線しました。
実際のところ、決算期後に資金調達すればいいとは分かっていてもそれでも資金調達しないといけない場合がありますよね。
その時にどうするか、私はファクタリングをお勧めします。
ファクタリングはあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、簡単に言うと、売掛金の売却であり、資金化です。
建設業で言うところの、完成工事未収入金の売却です。
つまり、完成工事未収入金という債権を売却して、現金に替えるということです。
このファクタリングを利用すると、実際評点への影響は基本的にありません。
なぜなら借入も増えないですし、支払利息も増えないからです。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
参考:そもそもファクタリングとは何?概要や内容を具体例で説明!
仮にファクタリングを利用した場合の貸借の動きですが、
現金の増加 ( 資産の増加) 、売上債権売却損 (費用の増加)
⇔ 完成工事未収入金の減少 ( 資産の減少)
と言う形をとります。なので、借入も増えないですし、支払利息も増えずに資金調達が可能となります。
これを行なった場合先ほどの2つの指標には影響がないことが分かります。
先ほどの2つの指標とは下記です。
純支払利息比率 = ( 支払利息 – 受取利息 ) / 売上高
負債回転期間 = 負債合計 / ( 売上高 /12 )
ただ影響を与える指標がないこともないです。
それが下記の2つの指標。
総資本売上総利益率 = 売上総利益 / 総資本(2期平均) ×100
自己資本比率 = 自己資本 / 総資本 × 100
そう、ファクタリングを導入することで、総資本が減少するため上記には影響を与えますが、算式を見てもらえばわかる通り、総資本が減少することでどちらの指標も好転します。
そのためファクタリングの導入自体は好影響と言えます。
ここまで読まれて、『一刻刻早くファクタリングで資金調達をしたい!』という方には、申し込み件数当サイトNo.1のビートレーディングがお勧めです。
なぜビートレーディングがお勧めかは、これからファクタリング会社の選び方とともに詳しく説明します。
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ファクタリング会社ってどうやって選んだらいいの?
今は、数多くのファクタリング会社があるので、どこでファクタリングするのがいいのか悩むと思います。
元銀行員で、約50社のファクタリング会社を調査した私が、ファクタリング会社を選ぶ基準は2つです。
①信頼感がある、安心できる会社を選ぶ。
②費用を抑えることのできる会社を選ぶ。
①信頼感がある、安心できる会社を選ぶ。
ファクタリング会社を選ぶ最初の基準は、何より信頼できる会社を選ぶことです。
なぜなら、2017年1月にファクタリング業者で逮捕者が出たからです。
参考:偽装ファクタリングとは?ファクタリングで逮捕されたけど大丈夫?
そのため、ファクタリング利用の際には安心感、信頼感が何よりも重要です。
その点、先ほど紹介したビートレーディングは、
・ファクタリング業者認知度No1
・契約件数全国トップクラス
・顧客対応満足度No.1
といった特徴がありますので、ファクタリングを検討したことのある方は一度は名前を聞いたことがあると思います。
また、安心感、信頼感という意味では、他のファクタリング業者より頭一つ抜けています。
②費用を抑えることのできる会社を選ぶ。
ファクタリングって、「手数料が安い所を使えば、安く資金調達ができる」って思ってませんか?
確かに、手数料が安い所は、費用を抑えられる可能性が高いです。
ですが、手数料が安いだけでは費用を抑えることはできません。
なぜなら、「ファクタリングにかかる費用は手数料以上にかかるものがあるから」です。
その費用以上に注目すべき項目は、掛目です。
なぜなら、ファクタリングでかかる費用は、手数料+掛目だからです。
参考:ファクタリングの掛目とは何?手数料のこと?分かりやくすく説明します!
そして、ほとんどのファクタリング業者は、手数料5%と言いつつ、掛目が15%だったりして、最終的な出来上がりが20%前後なるケースが多いです。
ですが、先ほどご紹介したビートレーディングの場合は、費用と掛目のコミコミで、3%〜15%に収まります。
そのため、ファクタリングを初めて利用するという方は、
・安心して利用できる。
・費用を抑えて利用できる。
といった特徴のあるビートレーディングを利用しましょう。
株式会社ビートレーディング |
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◆個人事業主対応可能。 (安定的な売掛金が必須。) ※見積もり後、株式会社ビートレーディングより折り返しの電話がありますので、資金調達の件についてご相談ください。 ◯コメント ビートレーディングのよさは何と言っても幅の広さです。 対応業種も多岐にわたっていますし、そして個人事業主、法人ともに対応が可能です。 さらにすごいのが売掛債権が個人事業主でも対応が可能なケースがあること。(これは、ファクタリング業者の中で当社のみです。) もちろんなんでもありということではなく、ファクタリングですので、安定した売掛金は必要になります。 ファクターの中では最も対応の幅が広いので、一番可能性が高いです。 ・一刻も早く資金繰り安定化させたい。 といった方はまずはビートレーディングで見積もりしてください。 |
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まとめ
今回は経審の点数が気になるけど、資金調達が必要な時にどうするかについてご説明しました。
今後のことを考えるとファクタリングが一番いい方法だと言えます。
一刻も早く対処したい方は、まずはビートレーディングで見積もりされるのがお勧めです。
もっとファクタリングについて詳しく知りたいという方は、こちらをご覧ください。
次の記事『ビートレーディングが経営者に選ばれる4つの理由』へ進む
① ファクタリング総合ランキング!安心度や業歴と実績を基にランキング!
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