ファクタリングと手形割引との違いは？メリットデメリット比較！

ファクタリングが徐々に認知度を上げていますがイマイチ理解ができない方が多いようです。

何かを理解する際には比較すると分かりやすいケースが多いということで今回は手形割引とファクタリングを比較することでファクタリングの理解を深めてください。。

私は元々銀行員をしており、様々な業種や業績、規模の企業の担当をしてきました。今回は私の実体験を交えつつお話させて頂きます。

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手形割引とファクタリングの違いを一覧表で紹介

前回の記事同様、ひとまずは一覧表で確認していきましょう！

上記の表を見てもらうと分かる通り、ほとんど一緒であることが分かります。

なぜなら手形割引はファクタリング同様資産の売却に他ならないからです。

日本での手形の流通が多く、手形割引が非常に一般的であったためファクタリングがあまり普及しなかったと言えます。

異なる点に注目してみましょう！

金利、手数料

この部分が大きく異なります。

これは償還請求権、つまり遡求権のところにも絡みますが、金融機関側にとっては、手形の方がリスクが少ないことからこの差が生まれます。

その辺りは別記事ありますので、詳細気になる方は確認してみてください。
参考：ファクタリングの費用や金利、期間などの条件の平均はどれくらい？

償還請求権

償還請求権とは、簡単にいうと、何かあったら買い戻してくださいねという権利のことです。

仮に、販売先が倒産した場合手形割引であれば、手形を買い戻す義務がありますが、ファクタリングの場合は売掛金を買い戻す必要はないということです。

そのためファクタリングの場合はファクターへのリスクが割引よりもあるので手数料が割高になる傾向があります。

またこのあたりは分かりづらいところではありますが、悪徳業者の見分け方に繋がりますので、きちんと理解しておきましょう。
参考：偽装ファクタリングとは？ファクタリングで逮捕されたけど大丈夫？

次に手形割引とファクタリングのメリットとデメリットを考えます。

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手形割引とファクタリングのメリットとデメリット比較！

審査スピード

まずこのことを考える前にあなたの会社が手形割引をどうやって行なっているか考えてみてください。

通常銀行において、手形割引は頻繁に行われています。そのため、手形が持ち込まれてその都度審査をして入金していたのでは時間が足りないので、銀行はほとんどの企業に対し手形割引の枠を設定してその範囲内での割引を行なっているはずです。

その枠が設定されていれば、その日に持ち込んでその場で割引ということも可能です。
そのためスピード感としては、ファクタリングも手形割引もあまり変わらないと言えます。

ただし、その枠を超える場合手形割引の審査はやはり時間がかかってしまいます。

通常ベースの商売している分には問題ないですが、たとえば急に大口の受注が入った場合などでその割引をしたいがそれがあなたの会社の枠を超えているとき、でも資金決済は明後日に迫っている、、、、、この場合は正直手形割引だと少し厳しいです。

なんとかギリギリ間に合うかもしれませんが、間に合わない可能性もあります。

こういった時にファクタリングを利用して即日or翌日には資金が準備できている状態が理想です。

そのため、手形割引とファクタリングの使い分けとしては、

通常ベースで枠の範囲内であれば手形割引！

通常以外で枠を超えた資金調達が必要であればファクタイング

ということがベストです。

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まとめ

手形割引、ファクタリングともにメリット、デメリットがあります。

そこをきちんと理解した上で使い分けると資金繰りが安定してきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

参考：そもそもファクタリングとは何？概要や内容を具体例で説明！

参考：ファクタリング会社項目別ランキング！

参考：ファクタリングを利用してはいけない！利用する前に一度考えるべきこと。